飛乃雑記Ⅲ

Archive2009年05月 1/1

濁点が二つだけ

 今の仕事で行っている実験では、ウォーターバスというのをよく使っています。 ウォーターバスというのはいわば恒温槽のような物でして。早い話、水の温度が一定に保たれた浴槽です。その中にサンプル瓶などを入れることで、瓶の中に入っている液体の温度を保持してやる代物です。  で、最近よく使っている温度帯が50度なのですが、そのウォーターバスを見るたびに『シャドウゲイト』の顔が思い浮かぶんですよ。 私も最初は...

  •  -
  •  -

もう名前も『テキトー』でいいよ

 昨日のこと。 私のチームのリーダー(『逆コナン』ではない)が、ニヤニヤしながら話し掛けてきまして。「飛乃君、所長が飛乃君のこと、すっげー気に掛けてたよ」 どうやら判子を貰いに行ったところ、なぜか私のことが話題に上がったようで。「『あいつは頑張れる奴だから。ちゃんとやってるか?』とか、何か結構買われてるみたいよ」 なぜか気に入られてるみたいです。 まぁ実に迷惑な話なのですが、実際に自分でも頑張って...

  •  -
  •  -

そろそろ本領発揮?

 本日。 初パスポートを取って参りました。 はっはっは。今まで海外未経験だったので、そんな物は持ってなかったのだよ。 そしてこれからも要らないだろうと思っていたのですが、今の部署では仕事上必要になる可能性が大だと言われ、業務命令で取ってこさされました。 数々の紆余曲折を経て、ようやく手に入れたパスポート。 そこには当然、顔写真なるものが貼られているわけでして。 で、私は写真うつりが悪い、と。 『逆...

  •  -
  •  -

おじさんが高校生の時は誰も持ってなかったんだよ?

 えー、今日。午前中ちょっと出張に行って参りました。 特に何事もなく終わったのですが、会社に戻ってくるなり『シャドウゲイト』に詰め寄られまして。「飛乃ぉ! 何回も連絡入れたのになんで出ないんだよ!」 どうやら私の携帯に何度も着信を入れていたようで。それに一度も出なかったことにご立腹の様子。 いやぁそれには深い事情がありましてですな。 実は何を隠そう私、携帯を携帯しないんですよ なんつか、煩わしいと...

  •  -
  •  -

間違いだらけの手毬歌、してくれますか?3

 新型インフルエンザが流行っております。なんか感染した人はもう殆ど犯罪者状態……。さて、我が家族は大丈夫でござるかなぁ(連絡しろよ)。 えー、そんなわけで第三話でございます。 昴と菊華が妙に素直すぎる気がしたり、小梅が異様に腹黒く見えたりと、実際に書いてる時は全く違和感のなかったところにひっかかりを覚えてみたりしながら推敲しておりました。 果たして小梅を魅力的に書き上げることができるのだろうか……。物...

  •  -
  •  -

『そして感覚は麻痺しだす』

 日々の実験を行う時、今は大体『シャドウゲイト』と一緒になってやっております。彼女が一応、直属の上司にあたるので、学ぶことは沢山あります。 今日も油の分析について、色々とレクチャーしていただきました。そして色々とダメ出しされました。 分析はまず最初にサンプリングを行うのですが、どうも私の場合その量が少ないようなんです。なので機器分析に掛けた時に値が小さく出てしまい、本来ならば読みとれるデータが読め...

  •  -
  •  -

『大胆撫子』に、決ッ定!

 えー、私の部署には新人さんが一人います。 女性です。私の隣りに座っております。 で、まぁこういう席配置になった場合、私が彼女のお世話がかりをしなければならないのですが、いかんせん私自身もここに来たばかり。 仕事の内容について教えられることはあっても、教えることはあまりありません。 が、それでも一般的なことであれば――例えば事務用品の申請の仕方だったり、経費精算のやり方だったり、報告書の書き方だった...

  •  -
  •  -

高見を目指す者

 今の部署は非常に秘密主義的なところでして。 まぁ会社の中核を担う場所なので、社内秘も沢山ありますから仕方ありません。 なので普通の会話であっても暗号化されています。 「SOS」とか「G-25i」とか「TMLS」とか「サル」とか「ティア」とか。 内部の人間が聞けば分かることでも、その略号が何を意味するのか理解できない人にはチンプンカンプンです。 この部署に来て約一ヶ月半。 私も最初のころは「ここって日本だよね...

  •  -
  •  -

体は大人、頭脳は子供、その名は『逆コナン』!

 えー、今日。実験室で仕事をしていた時のこと。 我がグループのボスが入って参りまして。 一応、私の分野のトップで、会社全体から見ても結構上の方にいる方です。 ただ非常に気分屋で、寂しがり屋で、ドスケベですが。 で、ボスがぷら~と私の近くに寄って来て言うんです。「なぁ~飛乃~。今日さ~ミーティングあるの知ってる~?」 ダッるそうな声でダッら~~っと。 えー、本日はですな。自衛消防隊のミーティングがご...

  •  -
  •  -

間違いだらけの手毬歌、してまれますか?2

 うーん、休みボケがイマイチ抜けきらない。 GW中に、もちょっと書き進めたかったんだけどなぁ……。 えー、そんなワケで第二話です。 昴と菊華の初対面と、悪役(?)淫蝶の登場。そして更に深まるミステリアス、雛守のもう一つの顔、小梅ちゃん。 幽霊だ、手毬歌だ、七不思議だと、ちょっと詰め込み過ぎた感がありますが、最後にはちゃんと纏めるつもりなので大丈夫です(当たり前?)。  今回は完全に菊鹿視点オンリーとい...

  •  -
  •  -

「ゴミが付いてますよ」

 マレーシアの方との会話の一コマ。 話している途中、私は彼女の髪に何かの切れ端が付いているのを見付けまして。 黙って取るとビビられそうなので、何と言うべきか頭の中で考え――「Dust is stuck in your head」(あなたの頭の中でほこりが立ち往生してますよ)なんでケンカ売ってんの? 中村雅俊の「ミスターブラウン、バナナが耳に入ってますよ」思い出した。  ↑「1:30」からホームサイトへの案内状...

  •  -
  •  -

お前は『シャドウゲイト』で

 マレーシアの人がこちらにいる間は、どうしても会話の内容が英語圏よりになるわけでして。 例えばメールを一つとってみても結構違います。 まず向こうには「お疲れさまです」という、日本では冒頭にするフレーズがない。Dear[名前]で始まり、次の行からはいきなり要件です。 やはりお国柄と言いましょうか、向こうでは回りくどい言い方はしないようですな。 それから「よろしくお願いします」に対応する言葉もないそうなんで...

  •  -
  •  -

じゃあ『ザラキ』で

 えー、ついこの間まで、私の部署にマレーシアの方がおりまして。 まぁ以前にも少し触れたかと思うんですが、四月から異動になった新しい部署というの海外との繋がりがございます。なのでちょくちょく外から人がくるらしく、そのたびに我々が何かしらの相手をしなければならない、と。 勿論英語でね。  元々いる人達はそれなりに慣れているのか、さほど動じません。あたふたしているのは私と新人さんくらいのもの。 だって、...

  •  -
  •  -

GW始マタ

 にもかかわらず、この体調不良はいかがな物かと……。 頭イタイ、お腹イタイ、熱っぽい……。 まぁ今まで新しい環境で頑張ってきたけど、連休による気の緩みで、ソレが一気に吹き出してきたというのが妥当な考察か……。 貧弱ゥ! 貧弱ウウウウゥゥゥ!   えー、そんなわけで続きです。  歯医者に駆け込み、基本的な手続きを済ませてから待つこと十分。 治療室に通された私は、おバカな経緯を包み隠すことなく説明しました。...

  •  -
  •  -

[Generic] Designed by Akira.

Copyright © 飛乃雑記Ⅲ All Rights Reserved.