飛乃雑記Ⅲ

Archive2007年05月 1/2

口は国家権力よりも強し

 今日の帰り、すごい夕立にあってしまいました。百均の折り畳み傘一本しか持っていなかったので、もーすぶ濡れ状態。 服とか、靴の中とか、カバンとかびしょびしょで気持ち悪いです。 でも濡れて帰りながら、「そーいや、雨好きなヤツおったなー」と、頭の中に浮かぶ人物像が。 弟。 実は私の弟は晴れ男なのですが、雨が大好きだったりします。それも家の中でじっとしているのではなく、わざわざ外に出ていくほど。ではどのく...

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朝、一発で目が覚める方法

 朝七時。目覚ましで起きる。取り合えずテレビを付け、二度寝しながらズームインを聞く。 七時半、そろそろ起きないとヤバイのでベッドからはいだし、カーテンを開ける。 眠い目をこすりながら洗面所へ。 髭を剃り、歯を磨き、顔を洗い、首に掛けていたタオルで拭―― いでええぇぇぇぇ! 刺さった! 何か刺さった! で、タオルを見てみると、乾いた飯粒がアチラコチラに……。 多分、昨日の夕食時に、「ほらほら、おじいちゃ...

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「何もしない」って何だろう

 大学三年生くらいの時か。その頃はよく「何もしない」という時間をとっていた。文字通り、本当に何もしない。 ベッドにごろんと寝ころんで、天井を見上げたまま一時間くらいぼーっとしている。あの時は別にソレが無駄なことだなんて思わなかったし、逆に無理矢理一日を充実させようとしてあくせく動き回る人のことを哀れんでいたりもした。 のんびりしたらええやん。 何が自分を満たしてくれるのかは、当然人によって違う。当...

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木を隠すなら森の中……じゃダメみたい

 食後の一服。ソレは至福の瞬間。二本目からは大して美味しくないのですが、一本目は格別なモノがあります。 で、私の会社の喫煙ルームには何だか変わった暗黙の了解がありまして。ひょっとすると結構、一般的なことなのかも知れないのですが、灰皿で揉み消したタバコの煙にやたらと気を遣います。 丁寧に丁寧に揉み消し、完全に煙が立ち上らなくなったのを確認して二本目を取り出します。まぁ、灰皿の中からいつまでもモクモク...

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貴方に捧げる死神の謳声 第零部8

 終わった……終わったよママン。 真っ白に燃え尽きちゃったよ……。 なんか第二部を書き上げたときも似たようなこと言ってた気がしますが。 ま、それはともかくとして、 大 達 成 感 ! いええぇぇぇぇぇぇ!  丸二ヶ月掛かりましたね。原稿用紙にして747枚の大長編! なんとかモチベーション保つことが出来ました。ペース落とすことなく書き上げられました。ここで二人の読者様に大感謝!-------------...

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エリートの発想

 えー、昨日の夜。突然、高校の時の友達から電話が掛かってきまして。 ソイツは高三になっていきなり理系から文系に転向したにもかかわらず、現役で東大の文一に入り、国一を取得して現在官僚になっているいわばエリートです。 大学で別々になってからは、年に一度電話で話すかどうかという微妙な関係を続けておりました。昨日の電話もまぁ、今年に入って初のやり取りだったのですが、どうも様子がおかしいです。「飛乃~、お前...

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噂って恐い

 今日、大変なことが分かってしまいました! ほら! あの新人クンの『ヨソ様』! 彼のアダ名は、前評判として『ヨン様に似ている』、『ファンクラブがある』などに由来していたのですが、実は全くの別人だということが発覚しました。 しかも『ヨン様に似ている人』と『ファンクラブがある人』はそれぞれ別にいるみたいです。 そのことが分かった理由は単純。 私が『ファングラブがある人』の方を目撃したから。 あれは今日...

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明らかに逆効果だろ

 今日、会社帰りに小松菜を買おうといつもの八百屋に足を向けました。そのお店がある商店街の入口にさしかかった時、見慣れぬ軽トラが一台。どうやら荷台に品物積んで売り歩いているようです。まぁ、焼き芋とかタコ焼きとか、こういう即席の露天みたいなのは結構見かけますよね。 で、その軽トラが売っていたのは「メロン」。 なんかダンボールで作った看板に「2個で500円!」とか書かれています。別に買う気などなかったの...

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ソレは社会人としてのマナー

 私の会社では定期的にアイディアミーティングという物を行います。まぁその名前の通り、日頃思っていることを話し合って新商品のネタを探そうという会議です。 ただ、一度話がワキ道にそれ始めるとトコトンそれていきます。 で、今日もその会議があったのですが、メンバーは、上司、『飛躍魔人』、『死語使い』、私、の調味料チームと、あと新人クンである『ヨソ様』の計五人。彼の場合、日頃の業務とは直接関係ないのですが、...

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物は言いよう

 『科学雑巾』という物があります。 特殊な薬液が塗布された表面のおかげで、水を付けなくてもホコリが奇麗にふき取れるという雑巾です。 確かに便利は便利なのですが、薬液のせいで手が荒れてしまう危険性があるということと、あと割とすぐにヘタってしまうという難点があります。まぁ、そんなに高い物ではないのですが、使い始めると結構すぐになくなります。チリツモでなかなかの出費になります。 が、今日。スーパーで画期...

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理想、現実、そして魔境へ

 今日の昼休み、同期のヤツと一緒にお昼ご飯を食べていると、ちょっと下世話な話題で盛り上がりまして。まぁ、誰でも一度はしたことがあると思うのですが、 初対面の女性と会った時、最初ドコに目が行くか。 まー、色々とありますよね。目とか髪の毛とか鎖骨とか。 私の同期は男らしく「胸」と高々に言ってくれました。私の中で彼の株がちょっと上昇。ちなみに私は「眉毛」です。だってほら、最近って凄いのいるじゃないですか...

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貴方に捧げる死神の謳声 第零部7

 ぃよっし! 七話完成ぃ! 残るは最終話! てなわけで飛乃剣弥です。 このお話は龍閃とのバトルがメインになるなーと思いながら書いていたのですが、結構心理描写主体になってしまいました(汗)。まー、牙燕も紫蓬もコレが最後の見せ場。力一杯掘り下げさせて貰いましたよ。特に紫蓬の方は予想以上のツンデレっぷり(笑)。 最初で最後の牙燕、紫蓬視点のお話でしたがいかがでしたでしょうか。 そして龍閃。うーん、やっぱ...

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味方が敵になる瞬間

 私の血液型はA型なのですが、行動パターンは典型的なB型でして。 いい加減で、適当で、ヤルとなったらとことこヤルが、気が乗らない時は全くやらない、と。 部屋の掃除とかもそうでして、まぁいつも割と散らかってはいるのですが、片付けだしたらそのまま模様替えにまで発展し、半日くらい没頭しています。 で、今日は風呂掃除を徹底的にしようと思い立ちまして。まぁキッカケは何てことはない、ちょっとヤバめのニオイがした...

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若気の勇気

 疲れた……。ただ今帰って参りました。飛乃剣弥です。 今日も昨日の続き……。上手く行かなかったんで……。(俺が悪いのか?) で、今日の試作の時、『死語使い』が台の上に零れてしまった水飴(材料の一つ)を舐め取り、「うん、甘い」と言ったのを見て思い出したことが一つありました。 あれは私がまだ中学生の時です。 理科実験室でこれからやる実験の説明を受けていた時、ノートを置いた場所がヤケにザラザラしているのを発見...

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本当に大切なのはどっち?

 今日は昨日できなかった大量試作を行いました。 納期までの日数に余裕が無く、失敗が許されないということで、同じチームの先輩お二方、『飛躍魔人』と『死語使い』が参戦。二人は主に何をするかというと、私が変なことをしないかの監視、そして衛生性・効率性を考慮に入れた指示。 まぁ平たく言えばコキ使う側とコキ使われる側です。 で、ドレッシングを大量に作る時に使う機械を『真空乳化機』といいます。 大きさは20リ...

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興奮が招く曲解

 ちょっと皆さん! 聞いてくださいよ!(ゴルゴじゃないよ?) 私、大発見しちゃったんです! 何についての発見かといいますと『輪ゴム』です。 今日、ドレッシングの大量試作を行おうとしていまして。午前中いっぱいかけて、使う材料の計量を行っておりました。が、本来なら今日の朝方に届くはずの材料が明日にならないと届かないことが分かりまして。急遽、試作が取りやめになったわけです。 ただせっかく計量したので、元...

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気持ちの進化論

 私のチームで一番エライ『飛躍魔人』。彼女はなかなかに厳しい人ではありますが、長く勤めているだけあって色んな事を知っています。 例えば官能評価で自分が欲しい結果を出す方法や、ドレッシングの味作りにつまづいた時の回避法など。長年の経験も踏まえて懇切丁寧に教えてくれます。まぁ、たまにソレがウザかったりもするんですが……。 で、今日。新人クンの『ヨソ様』と一緒に、油の入った一斗缶を小分けする作業をやってい...

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小さな反逆心

 どこの会社もそうだとは思いますが、会社には会社なりの『こだわり』という物があります。 食品添加物を一切使わないだとか、原材料は全て国産品だとか、全ての商品が通販専用だとか。 私の会社もやはりそれなりのこだわりというものがありまして、植物素材に限定しています。まぁ植物というと何となくヘルシー感があって体にいいんじゃないかってことですね。 で、三月くらいに大きな機構改革があったと以前に述べさせて頂き...

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貴方に捧げる死神の謳声 第零部6

 書き上がりました。六話。真ん中の魎視点以外は、相変わらず全部アドリブです(笑)。 ここはまぁ第二の山場というか、ラストに向けての小盛り上がりといった位置付けですね。魎がかなり怪しくなってきました。でもこういうキャラが書いてて一番楽しいですね。策士というのはなかなかに頭を使うもので、創り上げるのに多大なエネルギーを使いますが、完成してくると喜びは一塩です。 このお話では『死神』の秘話が明かとなりま...

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新人の特権?

 えー、昨日。私が幹事を務める、新人さんの歓迎会がありました。 まぁ幹事というのは、会計やら、二次会の準備やら、酔っぱらいの相手やらでホント色々大変です。 で、仕事の一つに「主賓から一言」というのがあります。場を盛り上げるため、宴会が半ばにさしかかった辺りで、メインゲストから何かお言葉を頂戴するわけです。そしてソレについてイジリ倒すことで、また酒のテンションも上がる、と。 今回、その役割を果たして...

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ブラック・マジョム

 今日の昼休み、私がネットで色んなサイトを旅して歩いていると、『ブラック・マダム』に声を掛けられました。「飛乃君さー、ゴールデンウィークにクッキー焼いたんだけど食べてみない?」 直感が「ヤメロ!」と激しく拒絶しましたが、さすがに無下に断るわけには行きません。それに彼女は私だけではなく色んな人に自分の力作を配って歩いています。どうやら私を毒殺するわけではない様子。 貰ったのはウサギの形をしたクッキー...

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幸福量保存の法則

 今日、お昼ご飯を食べた後、タバコ部屋で一服しておりました。すると私の隣りにもう一人が腰掛け、同じく一服。 別に彼とは親しいわけでもなく、「ただ顔くらいは知っている」程度の仲です。まぁすれ違った時にちょっと会釈したり、何回かエレベーターで一緒になったことがあるくらいの。同じ喫煙者同士、タバコ部屋で顔を合わせたことはありますが、特に話すこともなくお互いに無言で吸って無言で去っていきます。 が、「いや...

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とっさ出る致命言

 今年は新人さんが沢山入ってきたせいか、まだ顔も見たことのない人が結構いたりします。 で、今日。私の直属の上司が、別の階で新しい人を見たと言って、昼休みにミンナに話しかけてきました。私達もどんな人なのか非常に気になるところではあります。 が、口べたなせいなのか、表現力に乏しいせいなのか、上に立つ者として致命傷を負っている上司はなかなか上手く伝えてくれません。「だからこぅ、ホワーってしてるって言うか...

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いやいや、ありえないから

 えー、私のやっている仕事はドレッシングです。大きく分類すると『調味料』というチームになります。 まぁ、他にも色々とチームはいるので、各チームが持っている道具がごっちゃにならないように、大体名前が書いてあります。 「健食」とか「治療食」とか、ウチだったら「調味料」って、カゴや大きな実験器具に書かれています。 普通は「調味料」と漢字で書かれているのですが、たまーに書いた人の気分によっては平仮名で書か...

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小さな親切、余計なお世話

 やー、久しぶりの会社でしたよ。実に九日ぶり。 なんか仕事のやり方忘れてるって言うか、電車の乗り方すらヤバいっていうか。あやうく乗り継ぎ失敗して、初っぱなから遅刻ブッかますトコでした。 で、電車に乗るとよく見かけるのですが優先座席。 携帯電話の電源はオフ、そしてお年寄りのための優しい座席。 今日の帰り。 私がその席から少し離れた場所に座ってぼーっとしていると、女子高生らしき三人の団体さんが電車の中...

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