ブラック・ブラック・ジョーク

 えー、少し前にちょっとしたブラックジョークをきかせた年賀状を送ったというお話をしました。
 はい。この年賀状ですね。






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 で、つい先日ですね。コレを送った女性先輩から声を掛けられまして。

 まぁこういうジョークの通じない人でもありませんし、私としては2時間も掛けて作り上げた力作だったんで笑ってすましてくれるかなー、とか思ってたんですよ。
 ところが……。

「飛乃君……年賀状……」



 いや……何て言うんですか? 老婆のようにしゃがれた声? 立て付けの悪い観音扉? 古いテレビが映す砂嵐?
 とにかく非常に沈んだ声だったんでビックリしました。

 ちょっとやりすぎたかなー? と思いつつ私は明るい声で、

「やー、楽しんでくれましたか? 僕の渾身の傑作」

 と言うと、

「ドン引きしてたよ。親が










 な……










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 親あああぁぁぁぁぁぁ!?







「ちょ……先輩一人暮らしじゃなかったんですか!?」

 そうです。私は以前、彼女が一人暮らしだって聞いていたからこそ、この年賀状を送ったんです。いくら何でも親のいる家庭に送るほど、私も非常識じゃありません。

「うん、してたよ。半年前までね。でも今は同居中」

「な、なんでまた……」

「戻って来いって言われたから。それに、元々通える距離だったし」

 大誤算です。
 住所を見た時に気付くべきでした。

「もぅ父親の方が凄い怒っちゃってさー。見た瞬間、びーって破っちゃって」






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「母親の方も『誰この人!? 会社の人!? 頭大丈夫!?』とか言って、なんかアタシが悪いことしたみたいで」









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「あそこに飛乃君の住所書いてあったじゃん? ひょっとしたら父親からプレゼントあるかもよ。斧とか










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「そん時は頑張ってね」










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終わった……。








 燃え尽きた。燃え尽きちまったよ。真っ白に……。








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年賀状内容はよくご確認の上お申し込み下さい。




 いや、良い社会勉強になりましたよ。


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